2022-01-01から1年間の記事一覧

でも愛は?

先日ゾーヤ様を愛しているという話を書いたけど、振り返ってみるとわたしは愛しているキャラクターについて何度も書いていた。過去のエントリを読むと文章が幼くて恥ずかしい。もしかしたら、数年後にこのエントリを読んで同じことを言っているかもしれない…

卵の殻を破らねば、

「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなくてはならない。鳥は神に向かって飛ぶ。神の名はアプラクサスという」 ヘルマン・ヘッセ『デミアン』新潮文庫 無期迷途というアプリゲームにハマっている。…

Modern Love

わたしはただしさのことを多分、愛している。ただしさとは、他者に対する誠実さであり、自分を損なわないようにできる強さであり、ただしさとは、うーん……。 好きというには情熱は薄いが (本当か?) 、好きでないというには肩入れしすぎているキャラクターの…

AFTER’95

わたしの中学の校長は、ことあるごとにわたしたち学生に「あなたが素晴らしいのは、あなたがあなただから」だと言った。あなたたちはかわいい、それはあなたたちが勉強ができるからでも、運動ができるからでも、先生たちの言うことをよく聞くからでもない、…

無題

書きたいが、書くべきではないかもしれないし、書けるかもわからないと思っていること、わたしは安倍晋三の死を悼まないということです。同じように、石原慎太郎の死も悼まなかった。これからもきっと悼むことはないでしょう。殺人はいけません。それは法で…

Skin-Deep Comedy

最近ずっと、自分がキャラクターと人間を同じように扱っていることについて考えている。わたしはキャラクターを非実在の存在として捉えた上で、実在の存在として扱う癖があるのだが、一体どういう捻れ方をしたらそんな風に話すようになるのか、自分でもよく…

「自分たちがこの世にいたことを、だれかが知るだけでいいんだ。それで報われる。俺たちはここにいたぞ、って。」 www.youtube.com 『劇場版 RE : cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略』の前に流れていた予告編でこの言葉を聞いたときに、…

Gone Angels

随分前に「ピンクのスタンガン」のエントリを書いたけど、世界はまだまだ地獄の様相を呈しているね。 どうしたらいいのかまだわかりません。たまに苦言を呈するようになりました。おやさしいこと。 本当に言葉を選ばずに言うなら、見ていて不快だし、哀れだ…

St. Luke should know better

わたしは「マルタとマリア(ルカによる福音書10章38節)」と、「『放蕩息子』のたとえ(ルカによる福音書15章11節)」が嫌いだ。 神や聖書の教えにどうしても賛同できないとき、キリスト者(キリスト者にかぎらず、信仰を持つ人は常にこの可能性に直面してい…

complicated

先のエントリでわたしは「直接コミュニケーションを取ることが難しい相手に対して、その人の尊厳や、その人の望む幸福を推しはかることは困難で、おそらくは不可能なのだと思う」と書いたけれど、コミュニケーションが取れたとしても、会話の仕方や、ちょっ…

勘ぐれい

「人のことを愛するようにキャラクターを愛しているよね」と言われたことがある。 「人のことを愛するようにキャラクターを愛して」いるかはともかく、キャラクターのことを考えるときに、その人の発言の余白だとか、背景だとか、そういうものを取りこぼさな…

正しくなれない

先日、母にノルウェージャンフォレストキャットを選んだ理由を聞かれた。「原種に近い猫がよかった、人間の業を感じたくないから」と言ったら「生きづらそう」と言われた。 ウーバーイーツの事業形態に否定的だから使わないのも、ニンゲンのエゴのために交配…

ハ?っていう練習

わたしは父方の祖父母と折り合いがあまり良くないというか、とにかく気が合わない。 向こうは向こうで、そもそも子どもが好きではないし、わたしはちっとも懐かないし、見るたびに髪の毛が奇抜になっていくし、1を言えば1000言い返してくるし、祖父がハマっ…